こんにちは。お久しぶりでございます。
コロナ渦で思うように行動範囲も広げられず、故郷にも帰っていませんが、先日ビデオ通話をして久方ぶりに動いている親しい人を見、気持ちが和みました。
現在に至るまでの文明発展には肯・否定論双方ありますが、文明進化の機器に励まされた、そんな日でした。
時代に並行して特有の病気も増えつつありますが・・。潰瘍性大腸炎などという”流行”になど、乗らなくてよかったのになあ。
ダイエット不要論
このところ体重の減少が激しく、ひと月で4キロもの差が出ている。
(余談その二。昨日一年ぶりに某所へ行った。会う人会う人に「痩せたね!」と言われたけど、そんなに??)
試しに、ズボンの上からお腹を摘んだ。おっ、少したっぷんが取れたかも! とか能天気発言をすると第三者から「大丈夫?!病気じゃない?病院行きなよ!」と言われそうだが、
はい病気。
そこは肯定しかない。
文化的に細いの奨励キャンペーン気味、そーいう時代なのかもしれないが、「ダイエット」のキーワードには振り回される機会は多い。
時期が来れば、主人の命をちっとも聞くことなく、気ままに痩せ始める不誠実な私の身体。
「また太ったわー」や「○キロ痩せた!」などとよく言うけれど、病気になったら否応なく痩せる。心配いらん。
一喜一憂することあるかもしれないけれど、薬の副作用では仕方ないかもしれんけど、普通はなーんも心配するこたぁ〜ない。
「そんな食べてないのになぁ。なんで太ったんだろう」
(いやいや。私基準から言ったらアナタ腹10分目食べてます。)
「フルーツを多くしたり、ご飯減らしてるんだけどなぁ」
(あれでご飯減らしてるのか…)
嫌味でなくて、うらましいったらありゃしない。
次回生まれ変わるとしたら、今の2倍食べられる胃袋を与えて欲しい。
しかし、こんなに減少したのは何年ぶりだろう。 自分なりに危惧していたラインがあって、それを1キロ超えてしまった。これはまずいかも。
嵐が去るのを待つか救急車を呼ぶべきか
8月の末から、潰瘍性大腸炎に対して、漢方(生薬)を試し始めた。 病気の再燃がひどく、最低ラインまで落ち込んだ瞬間から始めた。タイミングも最低だが、見渡す限りの、改善の可能性があるものをワラをも掴みたい体調の下落があったからだ。
東洋医学、西洋医学も兼ねる医者の元に通い始めた。
処方箋は「大桃花湯」というものらしい。先生曰く潰瘍性大腸炎で上から二つ目の強い薬だそうだ。
インコ飼い、特にシード派にはお馴染み、ボレー粉みたいなのも入っている。木の幹の輪切りや、何かもっと大きい化石だろうか?のような形状のものも入っている。
それらをグツグツグツグツ・・とひたすら弱火で煮つめる。家中漢方臭がするので換気扇は欠かせない。
あー、本当に漢方だなぁ、と鍋中で踊っている生薬たちを約40分見守り、混濁した朱色になると出来上がり。始め苦く、甘味が残る不思議な味だった。1日3回、食前の処方だ。
余談であるが、薬や、新しい治療に対する感受性が自分はすごく高い。
西洋医学の薬を二、三日間飲み続けたり、坐薬も数日で膨隆疹や胃もたれが起きるので、中断せざるを得ないリスキーな体質だ。
潰瘍性大腸炎で鍼灸も試したが、1日目でみぞおちが痛くなり数日間続いた。
無愛想な中国の先生で口コミは超低レベルだったけど私は改善した。しかし対応がいい加減すぎて、他所より倍以上のお値段だったし、天秤にかけると割に合わなかったので、やがて止めた。
余談、が本題になりそうだ。この辺で終わろう(笑)
そして御多分に洩れず飲み始めて1日後、下腹部痛がひどく声も出せない状況でトイレを陣取った。
顔面から滝のように汗が出ていたが、身体を動かすと即下っ腹が反応し痛みが倍増するので放置。
何が原因の激痛だろう。潰瘍性大腸炎か、もしくは単なるフン詰まりか。
でも今は便秘じゃなかったような?むしろ今は出ない?あれ?わからない・・。
腹痛が思考能力を凌駕し、脳ミソに血が巡らない。
漢方による瞑眩反応(好転反応)なのか。たった一日分飲んだだけで、反応なんて出るもんなのか?
いくら薬に敏感な体質でも、あまりに早すぎではないか?
じゃあ病気のせいか。でもこんなに時間が経っても収まらない、酷い腹痛は経験がない。
「痛みの波」すらなく「ひたすら激痛」が続いている。
純粋に病気悪化のシグナル、痙攣痛か。こんな痛いのか。「潰瘍性大腸炎の患者だから」、この痛みに耐えなければいけないのか。
これ、日常で繰り返されるなら不可能だ。絶対、ぜったい無理!!
なんなんだ、なんなんだ。もうどうしようもならない。
しんどいけど、もうちょっと頑張れるだろうか自分。
冷静に考えてみよう。痛いのは、下腹部のど真ん中。盲腸は右だから虫垂炎ではないな。身体少しでも体制変えるとお腹に響くけど、押したら悶絶するかもしれないけど、ここだけは試しておかなければ。
右腹押して、弾いて。下腹部痛い・・。頑張って自分、もう一度右腹押し、弾く。よし大丈夫、マックバーネ圧痛点からの痛みじゃない(だろう多分)。
うち、盲腸切ってる遺伝子あるけど(母も祖父も虫垂炎で盲腸なし)、考えられる原因を一つ除外した。
ひとつ原因が外れたってさあ!ちきしょー痛みからは全く外れないじゃん!!
あとは何がある、考えろ。
食中毒の可能性、いやいや違うだろ。食欲ない私がいつ食べた。胸も気持ち悪くないだろう。
時間が経過するにつれ、もう選択肢は二つだけに絞られてきた。
QQ車を呼ぶか、呼ばないか。
そういえば、QQ車呼ぼうかどうしようか迷ったら、相談する電話番号があったよね。
そこかけてみるかな。
でもちょっと待て。
受話器の向こう側にいるのは、ドクターやナースだよね。
ナースにナースが相談か。却下。
ちなみに自分が電話番なら、そんな原因不明な激痛は「QQ車呼びましょう!!」一択だけ。
と、ここまで考えた時に、初めて現状を客観視できた。
そうだよな。
ドアの外から同居人も「QQ車呼ぼうか」と何度か声をかけてくれていた。
ところが、反射的に「大丈夫(まだ気絶してない。まだ持つ!)」と言ってしまった。
それがまた、私への声援代わりとなるのよ。良いのか悪いのか、再び奮い立つ。(…こんなところで奮い立たんでも)
自分でも「消え入りそうな声やな」と自覚していたが、もうそれ以上の声は出ないし、腹を抱え込んでいる手は離せない。
嗚呼根を上げそうだ。神様、仏様、大師様、助けてください。
今おんぼろパジャマだよね。うす汚れてるよね。車呼ぶんなら着替えなきゃ恥ずかしいよね。下着とパンツは大丈夫だよね。着替えたくてもムリだけど。
でも、よーく考えろ。着替えられるくらいなら、QQ車呼ばなくてよくね?
あれっ?じゃあQQ車要るじゃん。
うわぁああどうすりゃいい??
と葛藤しているうち、治まってきた。正確には測ってないが、おそらく一時間余りの迷走旅だった。
潰瘍性大腸炎の再燃か、漢方の瞑眩反応か
いやー辛かった辛かった。
この後、西洋医学の先生と漢方医学の先生と、それぞれに原因は何が考えられるかと問うている。
お二方の結論をまとめると、痛み自体は潰瘍性大腸炎によるもので、瞑眩反応でその症状がひどく出た可能性もあるとのことだった。
体動に伴い腸が動く。炎症を起こしている腸の部分が激痛を起こす。
水を飲むだけで、身体の向きを僅かに変えただけで、七転八倒できた。
固形物摂取などとんでもなかった。
漢方を飲む前からすでに痩せ始めていたから、ますます痩せていき、冒頭のような経過を辿っていった。
オナラが出る前、ふと立った時、とにかく腸が何かの誘因で動くだけで激痛が起きるのに辟易した。
相当直腸に炎症が起きてるのだな、ということだけは身に染みた。
いつ痛いが治るのか、固形物はいつ口に入れられるようになるのか、巡るのは腹痛と疑問ばかり。
日常生活でもネガティブ思考に傾いた。
ロクなこと考えなかった。この時期、リアルに色々とロクなことなかったけどな(笑)
こんな心境の中にあり、漢方に対する葛藤は生じたものの、処方内容が合っていないとは思えなかった。
「改善した症状が、辛い症状を凌駕したと思う時、それは瞑眩反応」という説がある。
腹部の激痛で辛かった翌日のこと、とってもくっさい(臭い)便が出た。オナラ臭さ大賞では、きっと一番!取れる自信がある。同居人からも「いつも臭いけど、今日はいつもと違う臭さ!!」と言われた。第三者からも変化を指摘され、それと自覚した。
以降数日間、下痢便でなく血便でもない、ちょっと濃いめの焦げ茶色の軟便が毎日一回ずつ出た。「ある」だの、「そんなものは腸内にない」だのと賛否両論ある「宿便」なのかもしれないと思った。
しかも、便と一緒にいつも仲良しな鮮血さんが出ていらっしゃらない。粘液便も消えた。
体重減少の直接の原因は、潰瘍性大腸炎悪化によるものだったのだろう。それが(危ないほど)強く出たのは瞑眩反応からだろうと、自分は評価した。
逆に、こんな痛い目をみたのは、経年の潰瘍性大腸炎によって腸が相当にひどく荒れているという証左だろう。
先が思いやられる・・(時間も金銭的にも)。
今は体重を1キロ取り戻したが、落ちた大部分は筋肉だったようで階段を昇るときに足が重くてたまらん。
めまいはないため、おそらく貧血の症状ではない。だからいつもより回復が早いはずだ。
漢方の主治医と話し合い、現在は一時的に1日3回飲むものを朝、夕の2回に減らして飲んでいる。つまり一回分を翌日に回すということだ。
そろそろ、3回に増やしても大丈夫な感じだね。腹痛も落ち着いた。
最近は細い便しか出なかったので、腸が狭くなっている原因があるのかも?潰瘍性大腸炎に罹患して10年、癌化も視野に入れる経年だ。腸に悪性の腫瘍か、とちょっと気になっていたが、昨日太めの排便があった。
「太い便、久しぶりやな」と、長年で慣例となったトイレ確認で、モノを感慨深く眺めた。
うん。普通の大きさに近いよね。
普通っていいね。。(笑)
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