先に、旅行してきた結果です。小麦アレルギー視点でまとめてみます。
1,普通のお店では、ほぼ「パスタ」の注文は不可能。本場のパスタを食したいのならば「aic」(後述)でお店をきちんと調べていくこと。
リゾットも一応(いや、必ず!)アレルゲンの有無を確認。 本場だけにすーごく美味しい!
2,アレルギーの認識は、コックの認識による。それに尽きる!
高級レストランのシェフだから認識があるだろうというのは間違い。逆に、庶民派レストラン(トラットリア含む)だから、安い辺鄙な場所にあるから、アレルギーの認識がない、ということもない。
3,アレルギーだと伝えたからと言って、出てきた料理を信じこまないこと。
言葉、文化の違いのハイリスクがあるので、上手く伝わらない可能性を承知しておくこと。「疑う」という視点ではなく、「自分の身体は、己でしか守れない」から。
4,アヤシイ!!!と身体が反応したら、即食べるのを止めること。
「アレルギーのことは伝えてあるし、気のせいやろ~」なんて思わず、即中止。(私のような)いやしんぼさん根性を持ったままだと命取りに。
これらは、ぶっちゃけ一度(二度?)小麦粉を誤食してしまった自分への教訓です。
その食事に際して、私が日本から準備し、持って行ったものはアレルゲンカードです。
小町の中でアドバイスを頂き、イタリア観光局(※1)の方に事情を話し、「これをイタリア語に訳してください」と持って行きました。
上記には、この6つの言葉を用意していきました。
ちなみに「イタリアの、グルテンアレルギーの情報」はイタリア観光局でも皆無でした。
情報はこちらには流れて来ないようです。むしろイタリアのグルテンフリーのサイト「aic」のことを言うと、感心されてしまいました(笑)
Ho allergia alla glutine
(私はグルテンアレルギーです)
Quest non usa il glutine?
(これは、グルテンを使っていませんか)
Senza Glutine
(グルテンフリー)
Questo piatto include la farina?
(このメニューは小麦粉を使っていますか)
Questo piatto non include la farina?
(このメニューは小麦粉を使っていませんか)
Quale sono i piatti che non usano la farina?
(小麦粉を使っていないメニューはどれですか)
一つ目のHo allergia alla glutine(グルテン)の文章は、始め用意していたのは、Ho allergia alla farina(小麦粉) でした。
しかしイタリア人にはこちらの方が伝わりやすいよ、とアドバイスを頂き前者に書き直しました。
ちなみに、この中で「まずこれを見せること」と教えて頂いたカードはHo allergia alla glutine です。これは複数の方に言われました。
そして、なおかつ、
「注文をするとき、アレルギーを店の人に確認」
「料理が出てきたときに、再び店の人に確認」
必ずこれを厳守すること、とアドバイスを受けました。
「疑い深いやつと思われるのも嫌だなぁ~」などと体裁を考えていると、えらい目にあいます。
これに、先の4つの箇条書きを守れば、(ほぼ)無事に帰って来られると思います。
強調したいのでもう一度言いますが、結局のところコック(料理人)の認識力です。
日本でもイタリアでも、それに尽きるのですね。
帰ってきた後の、一番の実感です。
☆~☆~☆~☆~☆~☆
※1「イタリア観光大使館 観光促進部」:直接訪問される場合は、予約が要ります。
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