任意、良心?な食品添加物の表示記載

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食品に”困った時のネット通販”

私のような食物アレルギー持ちや、潰瘍性大腸炎などの身体的疾患などで食事制限中の人は、近場では、求める食品が手に入らないことも多い。

東京都内在住でもそうなのだ。地方だと尚更だろう。
しかし今はネット盛況時代。検索すれば、理想がヒットしてくる。
ありがたい時代である!

オンライン購入はまさに、困った時の神頼み。この時代に生まれて良かった!とその恩恵に感謝の気持ちも湧いてくる。
(送料は高いけど、電車代や交通費の代わりと思えば妥協だ)

欲するものと近いものを見つけられた時は、思わずダンスしたくなる感覚。 探検家がブツを掘り当てたテンションと同じような高揚感なのではなかろうか。(知らんけど)

”食探検家”の自分も、スーパーで何度も小躍りしたくなった経験がある。

しかーーーし、”食探検家”は”ブツ”を見つけた瞬間ではなく、自宅に”ソレ”が到着し実食したあと喜ぶのでである。

例えば、検索で「これはお眼鏡に適っている」ように見える”A社カステラ”のグルテンフリーの洋菓子を見つけたとする。 そんな理由だけでは怖くて購入できない。
次に「A社カステラ」を色んな方向から眺める作業だ。 「A社カステラ」とネット検索しネットサーフィンしまくる。もちろん違うカステラのD社カステラもヒットしてしまうので、検索窓は「原材料 A社カステラ」と正しく記入。 具体的には、楽天市場やAmazonやヤフーショッピングなど、大手で検索ヒットする場合が多い。 私の経験上、中でも楽天が原材料を詳細まで書いていることが多い印象だ。

原材料を端折って、”アレルギー表示;乳・小麦”のみの表示なのは標準運行。そんな大雑把は老舗の和菓子屋に多い印象だ。
間違えていることや古いデータのままだったり、今はグルテンフリーじゃないやん!なパターンもある。多方面から調べないと(くどいけど)本当に危険なのだ。

作っている「A社」に直接電話やメールで問い合わせるのが最も確実、とのツッコミも聞こえてきそうだが、一週間の猶予を持てれば、それでも構わないだろう。
大手であればあるほど、結果が一日で終わらない。

対応には順番があるようで、「対応した電話交換手→本社→生産部→実際の生産工場(か小売業者)→生産部→A社に返事→電話交換手→私」の流れを得る。
当たり前だが組織が大きいほど、その過程も長い。
ちなみに返事が永遠に来ないこともあった。

体験では大きい会社とか、小さい会社とか、規模は関係ない。 「入ってないと思いますよー」と推測(というか、もはやテキトー)で答えられたこともある。
ここまでくると、会社云々よりその人の性格、価値観だ。

このような流れで「”A社カステラ”は間違いない」と自身で納得し、やっと購入ボタンに辿り着く。
基本的にはみなさん、すごく親切に教えてくれる。

今でも良い思い出として残っているのは、結果的には食べられなかったけど、菓子メーカーさんがなんとか私に瓦解策を練ってくれようとして、数日間メールが続いたことがある。
ログは今も残してあるので日付をみたら2019年だった。

五感のスタッフの方、本当にあの時はありがとうございました。
結末は食べられなかったが、気持ちが、淋しさを凌駕した満腹の思い出です! 

ちなみにこちらの商品たちは、グルテンフリーの品揃えがある。”五感 まんま”や”お米の純生ルーロ”、”お米のバウムクーヘン”、”穂の一”はグルテンフリー。(2023年5月11日現在) ネット通販でも取り寄せられるし、大阪に行った際はぜひご賞味を。


添加物に対しどこまで妥協する?

人により添加物は、許容できる範囲は違う。
自分も以前はこんな厳格ではなかった。

過去の記事には添加物入りも載せているように、安全圏の添加物もあった。(もう過去形)

身体の経験的に、私の腸は増粘剤が悪さをしていた(実際、潰瘍性大腸炎の増悪にこの添加物が関与していると指摘する先生もいる)。
だからその含有は、今では譲歩できない。
長い間お腹はじりじりと不調を繰り返していたのだけれど、以前は平気であったから増粘剤が犯人とは考えもつかず。長い間放置状態でお腹が雑草だらけのようになってしまった。
摂取するたび胃もたれ、腹部膨満感、下痢便増加などが起きても、 「小麦でアレルギー反応起こして下痢をしてるわけではないのに、何でや」と考えても判るわけもなく、「当日の体調の問題かな」と捉えていた。
しかし、結果的に増粘剤と腸の関係は直線的であると、上記先生の研究を知った後の、知識として得た時の、自分の身体の素直さを振り返り戦慄を覚えた瞬間。

今後己が長く元気に生活するため課した人生訓は、すごーーく簡単。

身体から発す声には素直に従う!

余談だけれど、グルテンフリー麺の原材料には、キサンタンガムという添加物が含有する食品がある。自分はそれを食すと息が詰まり出す。 御多分に洩れず、これも飽きずに何度も辛い経験をした末「キサンタンガム=身体に合わん」を痛感したのだった。
(懲りない女、諦めない心)

キサンタンガムの原料には大豆やとうもろこしなどがあり、後者は遺伝子組み換えが危惧されている。
とうもろこしのIgE検査でクラス4という高値が出て以来摂取していないけど、生まれてから今までで実際の「野菜」とうもろこしを食べても異変を感じたことはない。
だから、ひょっとしたら私は「”遺伝子組み換えアレルギー”かも知れない」と考えることはある。
コーンスターチも名の通り「とうもろこし」が原料だが、ものにより症状が全く出ない。ロシアンルーレットじゃないがコーンスターチ含有は、もう食べてみないと判らない。

醤油の材料である大豆には遺伝子組み換え表示の義務はない。今後この分野はどうなるんだろうね。2023年4月からの表示法「分別生産流通管理済み」の安全性はどうなんだろう。
そんなこと言ってちゃコロナワクチンだって遺伝子組み換えだしね。未来を考えてもキリがないね。
”遺伝子組み替えが引き起こすアレルギー”は、今後解明されることがあるんだろうか。

安定剤、乳化剤は食品添加物

話は逸れまくりだけど(いつもそうだけど)。
間違って食べると命尽きちゃうかもしれないし、死を免れたところで症状は憎悪しちゃうし、どう転んだって辛い。
第三者から「もー神経質だなー」と思われているかもしれんが、それなりに理由があるのだ。 純粋に、息が詰まったり吐きそうになったり、身体が熱くなったり、もー苦しいのは嫌だ。

乳化剤も潰瘍性大腸炎との関連が懸念されている。
チョコレートによく入っているアレだ。阪神の岡田監督の目指している「アレ」とは訳が違う。
(今年の阪神はアレが叶うかも知れない…!)

いわずもがな、乳化剤を含有している食品を食べるとお腹が緩くなったり胃もたれが起きる。まったく、正直な消化器だよ。
本当に、身体から発している声には素直に従いましょう。(二度目)

話は逸れまくりだけど、このようにさんざん調べ尽くし、購入している。

心温まった経験の対極で、悲しい部類の方でもエピソードがある。 私、アイスクリームは毎日の習慣にしたいくらい好きな人種。でも、安定剤やコーンスターチなど添加物が入っていることも多い。
入っていないのは少数派で、案の定というかお値段が張る。

具体的にはハーゲンダッツのバニラ、ストロベリー、抹茶、ラムレーズンは入っていない。ちなみに限定品にはゲル化剤含有率が高い。

あと、スジャータのバニラやモカ、抹茶もコーンスターチや安定剤は入っていない。 値段の差は、添加物の差(添加物でカサを増す)だ。
まぁ身体に関係ない人にとっては、ウインウインだ。

あぁ。そういやぁ〜高いし、材料も酷いし、凄いアイスクリームもあるよね。結構なブランドなので、添加物含有&有名税含有でお高くなってるんだろう。

そんな細かい私が、身近で買えるアイスクリームを飛び越え、通販に手を出した。
理由は、素朴な”冒険心”からだった。

上記「アイスクリームクエスト」を受け、そのクリアを自宅で今かいまかと待っていた。
ら!!! ホームページではデカデカと「天然素材」「添加物なし」と書いていたので購入ボタン押したのに、実際のアイスクリームは乳化剤と安定剤(増粘多糖類)入りだった。

この時の、衝撃と驚きと幻滅感といったら。

HPに記載されていた「原材料」をそのまま書き移してみる。

(アイス名):ジャージー牛乳、ビートグラニュー糖、国産蜂蜜、生クリーム
(アイス名):ジャージー牛乳、かぼちゃの種、ビートグラニュー糖、国産蜂蜜

どっこにも添加物名は書いてない。
さらに確認のため読み進めてみたら、序盤に、もっと気持ちを逆撫でするかのような文言があった。

そうかそうか。何かしらんが、私にゃ意味も分からんが、添加物は小さいことなので略したと。

このときゃー久しぶりに、本当〜にキレた。

金返せぇーーーーー! 私に謝れぇーーーーー!

着色料だけが添加物とお思いか(苛)
さらに言うなら、着色料の方がずっと良かった。

もう一度言いたい。 増粘剤と乳化剤は添加物だ

それに、細かいけど「など」を漢字で書くと「等」で複数を指す。このアイスクリームは「など」を消し「添加物の着色料を使用していない」と書いてくれ。
無知orそれとも故意?
着色料以外軽視?本気でわからんかった。 怒りが収まったというか、別にどうでも良くなった頃、ここのアイスクリーム屋の立場から考えようとしたことがあったが・・やっぱり解らなかった。

何でも食べられる(心理的にも胃腸的にも影響が少ない)人にも見てもらったが、「これはひどい!」の評価だった。こちらに忖度している顔ではなかった。まぁこの人元食事のプロだから、お客に出す側の立場で本気で頭にきたんだろう。

全滅したアイスクリーム詰め合わせセット8個の行く末が気になりますか?
もちろん、食べても害がない人にあげた。
(食べたかった。嗚呼…・゚・゚・しくしく)

業者を信じないわけではない。でもヒューマンエラーは誰でも、いつでも起こる前提で、こちらも命がけなので確認は必須にしている。
今回はそれもクリアーしていた。調べた全部のサイトが「無添加」記載だった。 納得がいくまで調べたはずの自分に裏切られたのと、「無添加!子供にも安心!」と文面を書いた生産者に裏切られた気持ち、双方だった。
体調管理のために、ちょっと値は張るが我が家では固定種無農薬野菜や自然栽培米を定期的に購入している。
農家さんは試行錯誤しながら誇りを持ち売っているのが、文面からも伝わってくる。 だから、真摯に取り組んでいる人達もおるのに軽い気持ちで「無添加」と書いた業者に対する「軽々しく無添加言うな!」の気持ちがあったかもしれない。

本当の無添加はまだまだ少数で、その方々が先駆者だということは理解できた。
「売ってくれてありがとうございます」と日頃お世話になっている方へ、感謝の気持ちをさらに持ったエピソードになった。

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