土井善晴先生レシピで、ぶり大根を作る
ぶりだいこーん!
土井善晴先生のぶり大根レシピはホントにおいしい。
近畿に住まう幼い私にとり、父親の土井勝先生は吉本並みに関西文化の顔だった。その笑顔を思い返したら、子供心に大人に癒やされていたのだと今書きながら追懐してしまった。
夕方の天気予報士の福井さんも、違う意味での和みキャラやったね(笑)
土井善晴さんという人が息子で、同じ料理人の道に進んでいると知ったとき驚いた。うちの母親が勝先生レシピで作り、私は善晴先生レシピで作る。勝先生も母も居ない今を考えると、その流れは感慨深い。
土井善晴先生の ぶり大根 レシピ
・ぶりのアラ 600~700g
引用先
・大根 1本(700~800g)
・しょうが 50g
・たまりしょうゆ 大さじ4
・砂糖 大さじ5
・みりん 大さじ
https://www.kyounoryouri.jp/recipe/21095_ぶり大根.html
基本的にはこの材料になり、これらを合計1時間強煮る計算になる。長いけど不思議と身が硬くならず、ふっかふかのぶりに仕上がる。野菜もその煮汁がよく染みて、お箸が進む。
醤油はたまりにすると、よりおいしく仕上がるよ!と先生は仰られるが、たまり醤油大さじ4杯は我が家ではちょっともったいないので、ケチって大さじ1杯に留め、A醤油を大さじ2杯、B醤油が大さじ1杯で整えた。ちなみに我が家には現在は4種類の醤油があるんだっけ?冷蔵庫は向こうだからしらんけど。
でも発想の転換で、3種類もの醤油を使ってんだもんね。やっぱり、おいしくないわけがない!
ガス代も贅沢、醤油も贅沢(いやいやケチったやん)で、ただでさえ美味しいぶり大根は妥協なし。
おいしくないわけがない!(二度目)
おいしっ!(おいしい)
夜も遅いのにも関わらず、日本酒の旨さも相まって、出来あがった3分の1ほど食べちゃった。
結構量あったんだよー。カマ2つ、そして中骨、血合い、腹骨で6切れ位あったかな。野菜は太め大根15センチ位と、これも大きめじゃがいも2個で煮た。案の定普段の鍋では入りきらなくて、30センチくらいの大きい鍋に変更して炊いた。
美味しく炊けました♪(モンハン風)
おいしっ!(二度目)
じゃがいも入れると、肉じゃが同様煮汁が染みておいしいんだ。
つゆも、濁りがない透明な醤油色を保つことができた。色が濁っていると、魚臭さがそのまんま出汁に残るもんね。
魚好きだからちょっとくらいそうでも食べられるけど、同じ材料なら、一番おいしい風味で味わいたい。
ぶりに塩ふって臭み取り、お湯で霜降りし、ピンセットで血糊取って、うろこを綺麗に外し、アクもきれいにすくい取った。
わたし、毎回頑張ってる!(笑)
目の前のできたて湯気を見ながら、元料理人と現ナースの人が二人で舌鼓。
料理人「本ッ当ーーーに美味い!!」
そらそうよ!(岡田監督風。今頃ハワイですね)
日本酒「黒牛」と、豪華な”アテ”
日本酒は黒牛。魚に合うんだよこれ。
火入れ酒が多い黒牛だが、私は生酒好きなのでこちらを選んだ。
すっきりと後味締める黒牛。刺身にも合うんだ黒牛。
今回は純米吟醸なので濃厚な、ちょっぴり甘いその後味、同じく甘めに炊いたぶり大根とよく合った。
高級なアテ(つまみ)だ。
うちの近所には、魚大好きにはおあつらえ向きのスーパーが徒歩圏内にある。
周りの店より2割くらい値段自体は高いけど、その分他より新鮮で分厚いものを出す。料理人曰く、捌きも下処理も他店が比較にならないほど丁寧らしい。「直接会ってお礼を言いたいほど」なんだそうだ。
魚自体も臭みがなく、いつも安定したおいしさがある。
もちろん切り身も売っている。大の魚好きな自分はアラの方が脂が乗ってるし身も多く入っているしで、こっちを選んでいる。
同じ思考の人も多いのか競争率は高い(笑)
カマやお腹の部分は、とろっと溶けるように仕上がる。塩焼きにするとジューシー、煮たらふわっと仕上がる。
ぶり大根は二度美味しい
翌日の今日、カラメル色の煮こごりが出来た。醤油が透明なままでつるん!としていた。
塩振って臭み取ったし、お湯回しかけたし、血合いやうろこも取ったし…ともう一回お魚に課したことを心の中で自画自賛しながら、ゼリーを満喫。
二回褒めても良いよね。下処理は本当に手間がかかる作業だしね。
でも、乗り越えた先にある、旨ぁ~い幸せをかみしめられるならと、また処理の面倒なアラを買っちゃうんだよね。
これだからお魚はたまんない!
コメントする